なんと もうすぐゴールデンウィークじゃないですか・・・・
お久しぶりです。きなしん院長です。

ここのところ アスリーは、非常に混み合っております。お待たせして申し訳ありません。
ただ 一人一人 しっかりと診察させて頂くには、ある程度時間がかかりますことをご理解ください。
そして、改めて思うのが、常日頃予防をされていない方の病気の多さです。
想像するに、予防すらされていない飼い主さんは、もちろん病院に行く機会も少ないし、意識も低い、そしてあまりワンニャンを見ていない・・・・・何を予防すれば良いかも、病院任せで全体像がわかってない。
病気になった時に、病院に連れて行ったらどうにかしてくれるに違いない。
なってから どうにかできるものと どうにもならないものがあります。
予防さえしていれば、というものも非常に多いのが現実。
飼い主として、予防をしっかりと理解して、自分のわんにゃんは自分が守るってくらいの意気込みでよろしくお願いいたします。人任せにしないでください。
じゃあ 病院って何すうだぁ??っと思われると思うのですが、
ひとまず何でも相談してください。
何でも聞いてください。
忘れたら何度でも聞いてください。
そして 私どもスタッフも分からないことがあれば、ともに学び、ともに戦い
しっかりと、病院には必要最低限の来院で、平穏無事なわんにゃん人生をサポートできればと思っています。
春になると 混合ワクチンやら フィラリア予防にノミダニ予防いろいろあって訳わからなくなりそうかもしれません。
みなさーん!!
心の準備はいいですかーっ!!
行きますよーっ
何度も何度も言いますよーっ
うりゃーっ

以下 おさらいです
犬の予防 4大予防!!
1.狂犬病予防注射
犬と人の命を守るワクチンです。
狂犬でなくとも、畜犬登録と狂犬病予防注射をしてください。これは法律で飼い主の義務として決められています。島国である日本は半世紀以上狂犬病は犬において発生はありませんが、日本以外の国では、主に狂犬病ウイルスに感染した犬に噛まれることにより、毎年5万5千人の人が、狂犬病に感染して死亡しています。人の致死率は、ほぼ100%です。
室内の小型犬も必ず畜犬登録と狂犬病予防注射を行いましょう。清浄国を保つために、予防注射の接種が必要です。しかも、打っていない場合、法律違反です。未だ打ったことがない中高齢犬でも打てますので、動物病院にお問い合わせ下さい。
2.混合ワクチン
伝染病を予防する注射で、犬の命を守るワクチンです。そして、その中でもレプトスピラ症は、人にも感染る人獣共通感染症です。
近年、松江市内で、犬におけるレプとスピラの発生が認められています。
主に、土壌や水、環境がレプトスピラ菌により汚染されることにより感染します。松江市内で発生のあったレプトスピラを予防するには、国内で発売されてるワクチンではたった1つ!! 11種ワクチンというのを打たなければ予防できません。
初年度は、2回〜3回、次の年からは1年に1回の追加接種を行いましょう。
尚、散歩もほとんど外に出ませんという室内犬も、5種あるいは6種ワクチンはきちんと打ってあげてください。
3、フィラリア予防
例年の平均気温から算出されたフィラリアの感染を起こす可能性のある蚊の出現時期が、山陰においては5月〜11月上旬と言われています。たいていのフィラリア予防のお薬は、感染したフィラリア子虫が、6ヶ月間、犬の体の中を旅して、最終的に犬の心臓の主肺動脈に寄生するのですが、目的地にたどり着く前に、子虫を殺虫してしまおうというのが、フィラリア予防薬です。要は5月に感染したかもしれないフィラリアは6月初旬の投与で駆虫、6月に感染したかもしれないフィラリアは7月初旬の投与で駆虫といった感じの物が多いです。
なので、その年の最初の投与は、6月初旬くらいからがベストですし、最終投与は、12月と冬になるまで忘れず投与しなければいけないのがポイントです。
年中注射で予防するような製品もありますが、アスリーでは理由あって経口投与の物をお渡しさせていただいております。
4.ノミダニ予防
ノミダニは、動物や人間から血を吸うだけではなく、死に至るような病気をうつすことが知られています。
市販の予防薬では残念ながら効果がイマイチどころではなくイマサンくらいです。
病院からの予防薬で100%の予防を行ってください。
ノミ・・・・年中感染の危険性有り。
ダニ・・・・3月〜12月くらい。外に草が生えている時期。特に春と秋に大増殖します。
猫の予防 3大予防!!
1.混合ワクチン
伝染病予防のワクチンです。室内飼いのにゃんこも最低3種ワクチンは打ってあげてください。外に出るにゃんこは、白血病なども予防する種類の多いワクチンをお勧めいたします。
2.ノミダニ予防 犬の記載のところ参照
3.フィラリア予防
近年、室内飼いの猫でさえ感染症例が報告されています。本来犬科の動物がかかる寄生虫のため、猫は犬よりはかかりにくいのですが、かかっていても検査に引っかからない可能性もあって診断が難しいから厄介です。
しかし、少数寄生でも死に至る可能性が大で、治療法はそれほどありません。予防をすれば100%かかりませんので心配な方は予防をお勧めいたします。
予防は、治療のスタートラインです。
衣食住と同じレベルだと思ってください。
そして犬も猫もですが、避妊去勢手術も行いましょう。
初回発情前、あるいは若いうち、お年寄りでも元気なうちに行いましょう。
健康なわんにゃんにメスを入れるのに迷っておられる方が時折おられますが、結局のところ中高齢になって、本人の状態が悪くなってからせっぱつまってどうにかなると思わないでください。
元気なうちから、しっかりとした予防や避妊去勢手術を行い、病気の芽をしっかりと摘んでおきましょう。